トヨタ・新型プリウス試乗 意外にシンプルな内装インテリア（4／10）
４代目プリウスの内装についてです。
インテリアはとてもシンプルで落ち着いたデザインになっていると感じましたが、個人的に少し気になった点もあったので、そのあたりも含めて新しいプリウスの内装インテリアについてお伝えしたいと思います。
内装カラーは２色から選択可能
プリウスのインテリアカラーは２種類で、ブラックかクールグレーですが、クールグレーはオプション扱いになるそうで、選ばないと基本的にはブラックになります。
上位モデルのＡグレードになると、ステアリング中のパーツや運転席と助手席の間にあるコンソールトレイ（通常だとサイドブレーキとギアがあるスペース）が白になるので、車内の印象がもっとホワイトに感じるようです。
他に、シートのステッチとエアコンの縁の色がブルーかターコイズのどちらかになったりと、全体的な色味は少し落ち着いていて、さし色も青系になっているので、少しクールな印象を受けました。
エアコンの縁（サイドレジスター）の青い色はとてもキレイだな、と感じました。
座りやすいシートが好印象
シートについては、パーツによって硬さが変わっているんだそうです。
お尻の真下に来る部分は少しだけ柔らかめに、その周りや背中部分は少し硬くして、体の重さを拡散してくれるように設計されているそうです。
デザイン自体もドライバーの体を包み込むような形になっているので、さらに長時間運転していても疲れにくいように考えられている、とのことでした。
確かに、運転席に座るとシートが体をしっかり支えてくれる感覚があり、座り心地が良いと感じました。
とても好印象です！
また、今回の試乗車はＳグレードのツーリングセレクションだったので、合皮のシートとステアリングだったのですが、触り心地も見た目も良いと思いました。
さらにシートヒーターも体験させてもらいました。
このシートヒーターは、ＡプレミアムグレードかＡとＳグレードのツーリングセレクションのみの装備になります。
他のグレードではオプションでもつけることもできないそうです。
実際にスイッチONにしてみると、シートヒーターはすぐに温かくなって、とても快適でした！
ちなみに、シートヒーター機能は前席の助手席と運転席にしか装備されていません。
後ろの席に座るならコートを着たままでも大丈夫ですが、運転席はコートを着たままだと運転しにくいことを考えると、コートを脱いで運転し始めてもすぐに温かくなってくれるので、きっとエアコンの出力も抑えられるんじゃないかと思います。
エアコンの出力を下げられれば、燃費を抑えることにもつながりますもんね。
エアコンのデザインは意外と古く感じる
各メーカーから発表される最近の車では、エアコンのデザインや形にこだわっている車が多いような気がしましたが、この４代目プリウスは、特に新しいデザインと驚くほどではないな、と感じました。
もちろん使いやすさなどはあると思いますし、オートエアコンではあるのですが、新型プリウスという新しいモデルとしては少し意外に感じました。
ただ、エアコンに関しては、Ｅグレードであってもすべてオートエアコンということには、プリウス自体のグレードの高さは感じました。
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