トヨタ・新型プリウス試乗 各ドライブモードによる走りの違いがなかなかスゴイ
新型プリウスに試乗した走行インプレッションです。
試乗車のグレードは、Sツーリングセレクションで中間グレードになります。
ツーリングセレクションはタイヤサイズが17インチになり、ノーマルグレードの15インチより2インチアップ。
このタイヤサイズの違いは乗り心地にかなり影響しそうな気もしますが、実際に試乗で街中を走る分には、特に突き上げ感なども気にならず、硬いという感じもありませんでした。
ただ15インチのプリウスと乗り比べた訳ではないので、実際のところの違いはわかりませんが・・・。
モータージャーナリストなどの試乗記を読んでいると、17インチの方はキビキビとスポーティーな運転を楽しみたい人にはオススメなようですね。
走りよりも乗り心地を重視するなら、やはり15インチサイズの方がいいようです。
我が家は小さな子供がいて、今は走りよりも乗り心地をあくまでも優先したいので、選ぶなら15インチとなりそうです。
今回プリウスの試乗には主人と行ったので、先に主人が運転し、私が後席で乗り心地や車内空間などを確認しました。
乗り心地に関しては想像通り良かったですね。
担当の営業マンも、ご自分の営業車を旧型プリウスから新型プリウスに買い替えたというだけあって、乗り心地の良さは絶賛していました。
そして走りについてですが、TNGA(トヨタニューグローバルアーキテクチャ)による開発第1号の新しいプラットフォームが採用されたと新型プリウス。
低重心で安定した走りをしてくれることで、ただ走るだけでなく、運転する楽しさもプラスされたというのがウリだそうです。
トヨタの現社長が掲げた「もっといい車づくりをしよう!」というコンセプトの元に、かなり気合いが入ったフルモデルチェンジで、走りに関してはモータージャーナリストの評価はかなり高いものだそう。
そんな評判を聞いていたので、走行性能がどんなものか試乗がとても楽しみでした。
プリウスには下記3つのドライブモードが設定されています。
- ノーマルモード
- パワーモード
- エコドライブモード
またこの3つドライブモードとは別に、モーターだけで走行することができるEVドライブモードスイッチがあります。
ドライブモードスイッチはシフトレバーの左側にあり、操作性はまずまずかと思います。
実際に試乗の際、各モードを試して走行してみました。
まずは通常のノーマルモードでの走行。
これはまあ普通に走るという感じです。普通に走るというのは、加速もスムーズにパワー不足を感じることなく問題なく無難に走ってくれるという感じ。
次に試したのがパワーモード。
これは名前の通り、まさにパワーが一気に上がり、アクセルを踏むとビュンと勢いよく進むといった感じで、ターボ車のような加速をしてくれました。
キビキビした走りを楽しみたい時は、このパワーモードでスポーティな運転も十分可能かと思います。
そして最後に試したのがエコモード。
これは試す順番が悪かったかもしれませんが(汗)、極端にパワーがセーブされます。
パワーモードの後だったので、余計にそう感じたのかもしれませんが、それにしても極端な差でした。
通常のノーマルモードに戻して走行し、それからまたエコモードにしてみましたが、やはり通常のノーマルモードともかなりの差があります。
ちょっとこれはどうなんでしょう・・・と思う程のパワーセーブでしたが(汗)、それだけ燃費にも貢献してくれることかと思います。
徹底的に燃費にこだわりたい人には、エコモードで運転するのが良いのでしょうね。
また、街中をのんびり走る分には、まあ何とか耐えれる程度かと思います。
なので、状況に応じてドライブモードを選ぶことで、単なる燃費重視だけのハイブリッドカーというだけでなく、時には走ることの楽しさも感じることができるというのはおもしろいと思います。
この各ドライブモードの走りの違いはなかなかすごいですよ。