トヨタ新型プリウスの試乗記

2015年12月にフルモデルチェンジしたトヨタ50系新型プリウスに関する情報をできるだけ詳しく紹介していきます。

トヨタ・新型プリウス試乗 外から想像するより広い室内空間(6/10)

プリウスのボディサイズですが、3代目と新型の4代目とでは、全長が60ミリ、全幅が15ミリ大きくなったんだそうです。
そして意外にも全高は20ミリ低くなったそうです。

車全体のデザインを考えなおし、プラットフォームTNGAで基本骨格を見直したことで、ルーフピークは170ミリも前側に移り、さらに低重心になったんだとか。
しかし数字で言われてもよくわからない・・・

と思っていたのですが、車内空間自体は広い!と感じることができたので、今回は居住性などをお伝えしたいと思います。

 

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後席が広い!

運転席に座っても、正直そこまで広さは感じませんでした。

実際、運転席では3代目との差はあまり感じられないらしいです。

骨格のデザインが変わったことにより、視界の見え方が違うということを営業さんは話していました。

しかし後部座席に座ってみると広い!

ゆとりを感じました。

3代目よりも全長が長くなった分、この後席スペースの広さにつながっているといっても過言じゃないですね。

足元スぺースは、膝の前にもこれくらいスペースがありました。

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外からの見た目から想像するのとは違い、室内空間が広くてびっくりしてしまいました。
後部座席にゆとりがあるということが、ランクの高い車という感じがしました。

 

ラゲッジスペースは広さ十分

 そして同じく広さに驚いたのが、ラゲッジスペースです。

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このラゲージスペース自体も広いのですが、何よりも開口部が広いのです。
バックドアが大きく上に開いて、これは出し入れしやすそうですね。

 

プリウスは旧型からもこういう形だったということですが、これはとても良いデザインだと思いました。
このバックドアは、運転席からは正直後ろは見えにくいですが、こんな風に開いてくれるなら許容範囲かなと思います。

 

また、普通のセダンタイプの車のトランクは、開く部分が小さいというイメージで、同じトヨタのセダン車でもここまで大きく開くのは他になさそうです。

プリウスはセダンの枠なのか?とも思うのですが、ワゴンタイプにはプリウスαがあるので、4代目プリウスは一応セダン枠の車になるんですね。


そして、大きく広くなったラゲッジスペース。

「3代目まではゴルフバッグが3つ入るくらいだったらしいですが、これが広くなることでゴルフバッグが4つ入るようになったのです。数字的には3代目プリウスから56リッター増えて、502リッターの容量を実現しました。」

と営業さんから力説していただきましたが、どれくらいの差なのかはちょっと想像しにくいですね(汗)。

 

しかし、例えば3代目のプリウスでは、今よりも充電池が大きかった為、ラゲッジスペースの床が縁から窪まずにフラットだったらしいのです。

それが4代目のプリウスになって、電池を小型化し、後部座席の下とフロントに分けて設置することで、ラゲッジスペースの床を開口部から10cm程下がって低くすることとができて、内容量アップ、つまり広くなったんだそうです。

 

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↑ これがラゲッジスペースの段差です。


その上、このラゲッジスペースの下にはパンク用の工具などがはいる床下スペースがあり(これはどのグレードでも共通)、さらにその下にはスペアタイアが入るスペースがあります。

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ちなみにスペアタイヤは載せないことも選べるので、そうなればさらにココに収納部分が増えるんだそうです。

(グレードや条件によるそうです。)

 

助手席の足元も広い

助手席に座ってみると、足元がかなり広く感じました。

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内装・インテリアの記事で、助手席の収納が減ったんじゃないか、と書きましたが、一方で助手席が広いでしょう!と、営業さんは話していました。

車体全体のデザインの変更によって生まれたスペースだとは思いますが、収納がある上で広ければ文句はなかったのですが。

それでも、助手席の足元に余裕があるというのは良いと思います。

 

4代目プリウスがボディが大きくなった、と営業さんは話していらっしゃいましたが、全体的にはスタイリッシュなデザインで、外見的にはあまり大きく感じないと思うのが正直な感想です。
街で見かける以前のプリウスの方が大きく感じるような気が!?

 

しかし実際に車内に入って座ってみたり、ラゲッジスペースを見てみると、十分な広さだと感じることができると思います。

個人的にはかなり好印象でした。

 

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