トヨタ・新型プリウス試乗 走りと乗り心地について(1/6)
新型プリウスに試乗してきました。
試乗したグレードは上位モデルの「Aツーリングセレクション」です。
私は北海道在住なので、今までのプリウスに抱く感想は
- とにかく加速が良くない・・・
- 冬の雪道で埋まると出られない・・・
- とにかく馬力がない・・・
といった印象を持っていました。
特に北海道という路面状況上、冬の発進の馬力のなさが命取りで停車後、馬力がなくて出られない雪にぬかってしまい、スタックしてしまう車両をよく見かけていたので、電気で駆動する車は雪が降る地方では向かないと思っていました。
これで走行できる?と思うほど静か
いざエンジンを始動させると
これで走行できるの?
エンジン本当にかかってるの?
という衝撃を受けました。
今までのプリウスよりも静か、走り出しても静かなのは変わりません。
すごく静かなのにとても加速よく、アクセルを踏み込んだ通りに反応してくれます。
今回のプリウスには切り替えられるモードパワーモード、ECOモード、ノーマルの3種類あり、
ECOモードの時はアクセルに対してのレスポンスが緩やかに、
より気持ちの良いドライブを楽しみたいときや悪路を走る時は、パワーモードにすることでアクセル操作へのレスポンシブが高くなったり、エンジンブレーキを積極的にかけるなど敏速な走りを実現することが出来ます。
プリウスならではの魅力、EVドライブモードというものも搭載されており、終始モーターのみで静かに走行することが出来ます。
ガレージの中や排気ガスが気になるシーン、深夜であまりエンジン音を響かせたくない時などは最適です。
どのモードでも走行してみましたが、自分の期待に裏切ることのない反応で走行してくれるのは、乗っていてとても楽しいと感じました。
いつまでも握っていたくなるステアリングホイール
グレードにもよるとの話ですが、合皮や本革で巻かれたステアリホイールはにぎり心地バツグンで手にぴったり馴染む感触です。
夏は熱くなりづらく、冬は冷たくならないようにSグレード以上には昇温・降温制御機能がついているそうです。
長距離の運転も楽しみに変わりそうなハンドルとはきっちり操作に反応するので、ワインディングロードでも楽に運転できそうです。
後部座席も乗り心地抜群
どの車も後部座席は圧迫感があって、長距離のドライブなどでも窮屈な感じが否めないですが、新型のプリウスは解放感があり、後部座席に座っていても振動も少なくてとてもよい乗り心地です。
昔のプリウスから本当に変わった!という印象を後部座席でも感じることが出来ました。
運転する人が快適なのはもちろんの必須要素ですが、後部座席まで乗り心地が良いというのはプラス要素ですよね。
雪が降る地域では嬉しいE-four
プリウスは馬力がなく埋まると冒頭で書きましたが、そんな不安を払拭する機能が新型プリウスには搭載されています。
E-fourという機能は、道の状況に応じて2WDと4WDを勝手に切り替えてくれる機能です。
急な上り坂や雪などで道路のコンディションが悪い時などにも安心して走行することができそうです。
ちょっと勾配のきつい橋を試乗中走行しましたが、しっかりとアクセルに反応してガソリンでの走行に切り替わるなど、非力というイメージを完全に払拭するレスポンシブでした。
雪が降る地域だけではなくて坂道の多い地方などでも、今までのプリウスの力不足を感じずに走行することができるのではないでしょうか。
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