トヨタ・新型プリウス試乗 パワーモード走行は十分な加速（5／10）
試乗をしてみると、先代モデルを知っている方には差を感じる部分が多々あるのでは？という印象の新型プリウスです。
低重心になったこと、リアのサスペンションにダブルウィッシュボーンを採用したことなど。
カーブを曲がった時の安定感を含めて、乗り心地の良さは大幅にアップしていることを感じます。
ドライブモードは４種類から選ぶことが可能
新型プリウスは先代モデルと同じく、４種類のドライブモードが用意されています。
- ノーマルモード
- パワーモード
- エコモード
- ＥＶモード
どんな走行をしたいか？によって、自由に切り替えることが可能です。
エコや燃費重視はもちろん、加速を楽しみたい！なんてことにもこたえてくれます。
新型プリウスのパワーモードの加速力は抜群！
新型プリウスの４種類のモードの中で、パワーモードを早速試してみました。
エンジンやモーターの回転数を上げて走行するので、加速の良さを感じることが出来ます。
また、アクセルのレスポンスも良いことからストレスのないものになっています。
パワーモードの良さを一番実感できる場面は、やはりスタート時になるかと思います。
ノーマルモードやエコモードはモーターの力でスタートし、その後のアクセルの踏み具合のよって後からエンジンが作動します。
明らかにスタート時の感覚が違うことは、あまり車に詳しくない私でも分かりました。
グッと前に押し出されるような・・・そんな感覚とも言えました。
パワーモードでも良好な静粛性
加速面もですが、もう１つ驚いたのがパワーモード時の静粛性です。
以前にホンダのハイブリッド車のヴェゼルを試乗した際に、プリウスではパワーモードに相応するスポーツモードを選択してみました。
すると、このスポーツモードがガソリン車と変わらないレベル！
やや騒々しさも感じるようなものとなった覚えがあります。
ヴェゼルの例などからも、新型プリウスにも同様の事態が発生するのでは？と思う方もいることでしょう。
でも、新型プリウスのパワーモードは本当に静かです。
エコモードやノーマルモードとの比較になれば、どうしてもエンジンの回転数が上がる分だけの音は感じます。
それでも音は随分とおさえられており、不快になったり気になることもありません。
パワーモードで走行してもハイブリッドモデルの持っている静粛性を感じることが出来る・・・これは大きなポイントかと思います。
パワーモード時のバッテリーの減り具合は要チェック
パワーモードで走行すると他のモードと比較してモーターのバッテリーの減りが早くなります。
信号が続いている道路にてパワーモードを使用した時は、ブレーキを踏む回数が多いこともあって回生ブレーキでのバッテリーの充電が可能でした。
そうしたことから、バッテリーの残量を全く気にすることがありませんでした。
しかし、別ディーラーで試乗した際に信号が少ない直線の道路でパワーモードを使用してみると、バッテリーがどんどん減っていたのです。
この違いには正直、驚いてしまいました。
ブレーキを踏む回数が多い山道などでは、バッテリーの残量を気にせずに走行できると思います。
でも、平坦な直線の道路や高速道路にてパワーモードを使用する時はバッテリーの減りを大きく感じることになるでしょう。
↓ 次の記事へ ↓
↓ 【ライターBの試乗レポート】 目次一覧 ↓
トヨタ・新型プリウス試乗 最長８か月待ちも！？最新納期情報について（1／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 見積り作成・値引きについて（2／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 グレード間の違いについて（3／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 最上位グレード「Ａプレミアム」の充実度と質感（4／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 パワーモード走行は十分な加速（5／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 燃費はどのくらい？低燃費を実現した理由について（6／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 収納スペースも旧型より容量アップでよくなった（7／10）
トヨタ・新型プリウス試乗 試乗して感じた不満な点について（8／10）
